ミライセリフバコ

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勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan

勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan

勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan


本日やっと近所の書店にて発見しました。で、3時間にて読破完了。
今回は今までの勉強本やハウツー本ではなく、日本社会の問題点・・・特に「日本人」といった「ヒト」に対することにスポットを上げた本になっています。


著者が挙げたかったと感じるキーワードは「若者・女性・労働」の3つ。

 若者については、今現在私自身がこの境地に立たされているのでしっかりと認識していますが、そこで著者はシステムの変化を呼びかけています。そこで注目したキーワードが
衆人の知恵
若者は現在の流れや組織から排除されているため、意見が集約されにくい状況になっている。そこでITをもっと活用してこうした動きをしてみてはどうかということで、そういわれてみればまだまだ出来ることはあるのではないかと痛感。

 女性の問題についてはこの本の中で西原さんとの対談を含めて第2章、第3章と書かれているので、実はかなりこの点については注目してほしいのではないかと感じました。私自身がこのような問題場面に出会うことがなかったので本などの知識しか持っていませんが、今までにそのような環境の中にいた人からのメッセージを本で読むと、

  • 暗黙知というか空気でなんとなく差別されてきていること
  • 日本では女性を活用してこなかったことは世界的に考えると不利でもったいないこと

この章は他の章と比べるとかなり説得力があり、読んで行くにつれてこれらの問題はまだまだ根が深く皆が問題としていかなければならないと感じました。

 労働の問題については、まず雨宮さんとの対談で共感できる内容が多々ありました。いまのままでは必ず国でも個人でも崩壊へ向かってしまう、かもしれないという危機。それらの問題をどうしていかなければならないのか、行動しなければならないことを感じ取ることのできる内容でした。

そして労働の問題として考えられるときに出てくるのが資本主義の問題。著者は最後の問題定義にポスト資本主義を取り上げています。ここでは著者が取り上げているキーワードが「社会事業」の推奨。
欧州のよいところをとりいれつつ、米国の「成長できるところはいいこと」という安定と成長を上手く取り入れてきたのが日本なのか、いいとこ取りだけではいけないのか?考えてしまう内容です。

最後に、著者から15の提言が挙げられています。
ネットにも上がっていると思いますが、是非著者のコメントを読みつつ15の提言を見てください。


私は
小さなことからでいいので、自らで変えていきたい」です。



つぶやき:そういえば、最近の勝間本は「勝間和代」としっかりと著者名が前に出てきていますね。あと同時期発売の翻訳本「史上最強の人生戦略マニュアル」は未だ見つからず・・・次の休みに大型書店へ出かけてみます。