米澤穂信著「リカーシブル」読感
先月発売された米澤穂信著の新刊「リカーシブル」を本日読み終えました。読了時間は約5時間。
以下感想・・・(ネタバレ注意)
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/01/22
- メディア: 単行本
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ストーリーを簡単にまとめると
「主人公ハルカというヨソモノが、とあるムラで過ごした10日間」
なのですが、私は何か別のものを問いかけてくれたように感じました。
それは
「恐怖」とは何なのか?ということ。
なぜ私はこの作品を読んで恐怖を感じたのだろうか、という問い。
ムラ社会だから、昔の習わしだから?
日本人として生まれたから?
そのあたりがもやもやしてしまい、これだという言葉で表現できないのが悔しいのですが、そのくらい「ミステリー=恐怖」という根本を問いかけてくれる作品でした。
ちなみに、過去の米澤穂信作品でこういった流れの作品といえば「犬はどこだ」が近いかもしれません。地域の独特な空気を感じる点で似ているかなと思います。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/02
- メディア: 文庫
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