物極必反

老荘思想のひとつでよく出てくる言葉です。物事が極端に行くと必ず反対の結果が生まれるという意味で、今日の姿を映し出そうとしていないだろうか？
実は今の日本、バブルよりも景気が悪くなったにもかかわらず昔の日本よりも便利になっている。それはなぜか？

昔はコンビニは今ほどたくさん無かった。スーパーなんか10時開店で私が中学校の頃なんか18:30で閉店していた。デパートなんか19時までの営業、そして毎週定休日あり！そんな時代ですよ・・・よく考えたら昔は不便なのに今より元気がよかった。それはみんなが割り切った時間を使っていたからではないだろうか？結果は悪くとも夜は飲み屋やディスコみたいに遊びに行くところ以外は行くところがなかった。だからみんな家に帰っていた。それで家族団らん。

いいじゃないですか！！

そして今なんか、夜遅くまで遊ぶところがたくさん増え深夜0時まで時間を潰す方法なんかたくさんありますよ。これは昔の注目されなかった時間がいつの間にか活用され、便利に。そしてこれが当たり前になってしまったためまだまだ不満そして要望がかなえられようとしている。

なんでそこまでして仕事しないといけないんだ！

そろそろ日本人の中で気づかないだろうか？日曜日や休日に何でお店が開いているのだろうか？変な質問かと思うだろうが真剣に考えて欲しい。朝から夜までお店が開いていないといけないだろうか？
例えばフランスのパリは日曜日になると観光向けのお店以外は皆閉店。それが当たり前。
誰かが儲けよう、企業を成長させようとちょっとちょっとと緩くなってきたひもが今、絡み合っているのではないか？

規制緩和で、自由に、取り締まりは厳しく！という社会は正解なのか？それとも・・・
私なりには社会の反対意見を述べるかもしれないが、こんな時こそ「秩序、そして日本らしさの規制」を増やす方が今必要では。